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画像リサイズの方法を比較!速度改善に最適な画質を追求

squoosh SEO

はじめに

皆さんは画像編集ツールのSquooshをご存知でしょうか? Webブラウザ上で手軽に画像の最適化ができる便利なツールなのですが、実はリサイズ時のアルゴリズム選択でちょっと悩んだことがあります。

Squooshには、Lanczos3、Mitchell、Catmull-Romなど、様々なリサイズアルゴリズムが用意されているのですが、正直なところ違いがピンときませんでした。 画像の種類や用途によって最適なアルゴリズムが変わってくるようなので、選び方のポイントを知っておくのは大切ですよね。

そこで今回は、Squooshを使う中で気づいた、画像リサイズアルゴリズムの特徴と使い分け方についてシェアしたいと思います。

Squooshのリサイズメソッド

  1. Lanczos3(デフォルト)
  • 高品質な縮小用アルゴリズムで、写真などの自然画像に適しています。
  • 画像の詳細を保持しつつ、エイリアシングを抑えた滑らかな結果が得られます。
  1. Mitchell
  • Lanczos3と同様に高品質な縮小用アルゴリズムですが、シャープさが抑えられています。
  • イラストや文字を含む画像に適しています。
  1. Catmull-Rom
  • Mitchell と似たアルゴリズムですが、より鮮明な結果が得られます。
  • 写真やイラストなど、幅広い種類の画像に適しています。
  1. Triangle (bilinear)
  • 高速な縮小用アルゴリズムで、処理速度が速いという利点があります。
  • 画質はLanczos3やMitchellに劣りますが、サムネイル画像の生成などの用途に適しています。
  1. hqx (pixel art)
  • ピクセルアートに特化したアルゴリズムで、ピクセルの輪郭を保持しつつ拡大することができます。
  • ドット絵のようなピクセルアートの拡大に適しています。
  1. Browser pixelated, Browser low quality, Browser medium quality, Browser high quality
  • ブラウザのデフォルトのリサイズアルゴリズムを使用します。
  • 画質の設定(pixelated, low, medium, high)によって、結果の品質が異なります。
  • 特定のブラウザ環境を再現したい場合に使用します。

リサイズ方法の使い分け

画像の種類や用途に応じて、適切なリサイズ方法を選ぶことが大切です。

  • 写真などの自然画像には、Lanczos3やCatmull-Romがおすすめです。
  • イラストや文字を含む画像には、MitchellやCatmull-Romが適しています。
  • 処理速度を重視する場合は、Triangle (bilinear)を使いましょう。
  • ピクセルアートを拡大する場合は、hqx (pixel art)を選びましょう。
  • 特定のブラウザ環境を再現したい場合は、Browserのオプションを使います。

Squooshのプレビュー画面では、各メソッドの結果をリアルタイムで確認できます。実際の画像で異なるメソッドを試し、最適なものを選ぶことをおすすめします。

まとめ

Squooshのリサイズ機能を活用することで、Webサイトやアプリケーションの最適な画像サイズを見つけることができます。画像の種類や用途に合わせて適切なメソッドを選び、画質とファイルサイズのバランスを取ることが重要です。

画像最適化は、Webサイトやアプリケーションのパフォーマンスに直結する重要な要素です。Squooshを上手に使いこなして、ユーザーに最高の体験を提供しましょう。

参考

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Web Developer。パフォーマンス改善、データ分析基盤、生成AIに興味があり。Next.js, Terraform, AWS, Rails, Pythonを中心に開発スキルを磨いています。技術に関して幅広く投稿していきます。